
一見、ただ段ボールに入っているだけの写真。
でも、実はこれ段ボールを電車に見立てて、端っこを
つまんで持ち上げて歩いているんです。
「つまんで、持ち上げて、更には歩く」
大人になったら何てことないことでも
この時期の子ども達にとっては大仕事です。
つまむということも、指先がまだまだ分化していない子どもに
とっては、大人が細かーい編み物をするくらい神経が
集中すること。
このときも、すぐには出来ず、何度もやっているうちに
いつの間にか持ち上げられるようになっていました。

こちらは葉っぱを木の椅子の隙間に刺して立てている子ども達。
うまく刺せず、最初は保育士に頼っていたのに
いつのまにか子ども達だけで出来るように・・・
日々の暮らしの中でいろんなコツを掴み、自分のモノにしていく。
保育園で過ごす子ども達を見ていると、豊富な経験の積み重ねこそが
子ども達を育てるのだなぁと改めて実感します。
そして、その経験は必ず遊びから。やっぱり遊びは学び。
やりたいという思いが自然と身体を動かし、心をさらに
育てるのだと感じる今日この頃です。
ちいさなたね保育園 斉藤